主に健康への配慮から、なるべく自然のものを活かした食事をしたいという人が増えています。そのような人々は「自然派」「ナチュラル思考」と呼ばれることが多く、その人たちに向けたカフェやレストランなども都心部を中心に増えています。とはいえ、まだまだ絶対数が少なく、自然派・ナチュラル思考の人々は外食に関して少なからず不満を抱いていることも少なくありません。
そのような自然派・ナチュラル思考の人々はSNSをはじめとしたインターネットを活用して、安心して外食ができるカフェやレストランの情報を交換していることが多いです。有機野菜を使用したメニューや化学調味料不使用メニューを取り扱っている飲食店は、宣伝のためにもこれを利用しない手はありません。
・自然派・ナチュラル思考の顧客を取り込むために抑えたい店づくりのポイント
まず、自然派・ナチュラル思考の人々がどのような雰囲気のものを好むのか、精査する必要があります。彼らは化学的・人為的に生み出されたものを忌避する傾向がありますから、食器はプラスチックよりも木製のものや、手に取った際に温かみのある陶器などが良いでしょう。
また、「ほっこり」した雰囲気を好む人が多いため、照明の色は温かみを感じる暖色系にすると良いでしょう。間接照明を利用し、天井や壁に光を反射させ、柔らかい光を演出するのもおすすめです。
スペースが余ってしまう場合は、観葉植物を置くことも検討してください。鮮やかな緑があれば店内のアクセントにもなり、撮影スポットにもなります。店舗によって雰囲気にマッチする観葉植物はそれぞれ違います。たとえば、和風の店舗であれば、竹に似た見た目のミリオンバンブー、洋風の店舗であればポトスがおすすめです。南国風の店舗であればボリューム感のあるモンステラはいかがでしょうか。いずれも耐陰性があり、店内で育てるにはピッタリです。
ソファを置いている場合はクッションカバーにも気を使いましょう。麻などの自然素材を使ったものや外国の伝統技法で作られたものを取り入れると、アクセントにもなって良いです。
料理を提供するテーブルにもこだわりが必要です。目に触れる面積の多い家具であるため、パイン材のように節の多い木材で作られた家具を使うことで、店内の雰囲気が一気に、自然のものを活かしたものに変わります。この際、安価なテーブルを購入してしまうと、木目風のペイントやシールを使用している物であったり、合板で見た目の重厚さとは裏腹に、耐久性が乏しかったりするなどの不都合が出ます。本物の木材を使ったオーダーメイド家具を作るなら、THE PENNY WISEのような業者に依頼すると良いでしょう。店舗什器の制作も請け負っています。THE PENNY WISE公式サイト→http://www.pennywisefurniture.com/
内装だけではなく、スタッフの見た目にも気を使いましょう。エプロンを着用する場合は黒やブラウン、ライトグレーなどの落ち着いた色にすることで、店内の雰囲気とミスマッチすることも少なくなりますよ。